保育園で英語に触れた子供が得られるもの
小さなうちから英語に慣れさせようと、いくらCDやDVDなどの高価な教材を買っても、肝心の子供が全く興味を示さなかったことで無駄な買い物になってしまったと嘆く親は多くいます。
これは興味がないばかりでなく、必要性がないことも大きく関係しているのです。
大人になってから英会話を習得しなければならなくなった人が、短期間に会話が出来るようになるために海外に行くことを考えると、その理由がよく理解できます。
否が応でも英語を話さなければならない環境に身を置くことで、どうしても必死になって学ぼうとするからです。
もし保育園が日本語を一切使わずに、簡単な単語やフレーズで園児たちに接する環境にしているのであれば、園児たちはここでは日本語で話さないことが当たり前と考えるでしょう。
保育園にいる時間が長ければ長いほど、母国語以外の言葉に触れる機会がより多くなりますので、子供のころに覚えたことは忘れにくいというメリットを、成長する過程で勉強に活かしていけます。
保育園入園時点から英語を学ばせることに対する考え方
保育園に入園する年齢は、早ければ0歳からとなります。
そもそもは働くお母さんが子供を預かってもらうための保育施設ですので、生まれてすぐでも子供を預けて働かなければならないお母さんにとって、非常に助かるのは間違いありません。
そんな保育施設としてではなく、より幼いころから英語を身に着けさせる場として誕生したのがプリスクールと呼ばれる保育園です。
一般的な保育施設のように、出勤前の時間から仕事が終わるまで預かってくれるのではなく、午後3時頃には終わるのが特徴で、仕事をするためにあずかってもらう保育施設には不向きと言えます。
根底にはより幼いうちから英語に慣れさせ、ネイティブの美しい発音と日本語とは全く異なる文法で構成される言語を、あれこれ悩むことなく日本語を操るのと同じように話し、理解できるようにと通わせるのが目的の保育園という考え方となっているのが特徴です。
異なる言語の習得が容易になるという意見がある一方で、肝心の母国語がおろそかになるという考え方もあり、慎重に考える必要がある、教育における最初の選択肢と言えます。